賃貸マンション、アパートで問題が起きたら
日々の生活で生じるトラブルや困ったことについて誰に相談したらよいか、迷ってしまうこともしばしばです。
それが借りている賃貸マンションやアパートに関することであれば、頼りになる同僚や、友人、親族を別として、まず頭に浮かぶのは不動産会社でしょう。
お部屋を借りる契約の際にお世話になったのですから、何かあればそこへ行くか、連絡を入れるとよい、と考えるわけです。
しかし、マンションやアパートの管理をしているところが賃貸物件の契約をした不動産会社と異なる場合があることをご存知でしょうか。
不動産会社の中には、仲介業と物件の日常的な管理の両方をしている場合と、仲介業をメインとして扱っており、管理は別の管理会社が行っている場合もあるのです。
当然ながら、昔ながらのオーナーである大家さんが管理をしている、なんていう場合もあります。
それで、お部屋の賃貸契約を結ぶ際には、困った時の連絡先をきちんと把握しておきましょう。
お部屋の管理が別の管理会社であった場合、大抵、手続きの際に不動産会社から説明があります。
連絡先の電話番号や営業時間を携帯電話に登録するか、すぐわかる場所にメモなどをしておけば何かの時に安心ですね。
最初の契約時に管理会社についての説明がなければ基本的に手続きをした不動産会社へ連絡すればいいと思って構わないでしょう。
入居後にちょっと相談したいことが出てきた場合に、その相談内容が深刻なもの、それほど緊急でないもの、どちらであっても、管理を担当している窓口へ相談内容が伝わらなければ早急な対応は望めませんので、これは案外大切なことなんです。
また、これから住もうと考えているマンション、アパートの物件を見に行く際に覚えておくとよいことがあります。
それは、そのマンションやアパートの敷地内の共有部分(廊下や階段、エレベーターを含む)や、集合ポスト、ごみの集積場などが綺麗かどうか確認しておくということです。
この部分を見る目的は、マンションやアパートの管理の様子が判断するということです。
もし、共有部分などに直されていない古い破損があったり、廊下や階段がとても汚なかったり、ポストやごみの集積場がぐちゃぐちゃであるようなら、そこを管理している立場の人が、きちんと仕事をしていないことが考えられ、いざ、あなたが入居後に何か困ったことで相談しても、ちゃんと対応してもらえない可能性すらありますので、注意したほうがよいでしょう。