増えているルームシェアという選択
一人暮らしに飽きた、一人で部屋を借りると家賃で出せる金額に制限があり、希望のクラスでの賃貸物件を見つけるのが難しい、節約したい…などなどの事情でルームシェアを始める人が増えています。
ルームシェアとは、何人か共同で家や部屋を借り、キッチンやバス、トイレを共用で使用する生活スタイルのことです。
共同生活というと、いろんなものを共有しているイメージがありますが、それは誰と住むかによって様々です。
冷蔵庫や洗濯機、掃除機など、大型家電を購入する費用などが抑えられますし、友人で気の合う人と一緒に住んでいるなら、掃除や食事なども分担することで、負担を軽減でき、食費などについても節約できるかもしれません。
そもそも、初めて実家などを出て暮らす人などは、洗剤や調味料など、こまごました物に結構お金がかかることに驚くと思いますが、こういったものも、一人で住んで、一人用の割高なものを購入するより経済的、合理的と言えますね。
誰かと住んでいることで防犯上の安全さも格段に上がります。
一人暮らし用などのお部屋に比べると、ルームシェアで借りる広さの物件はキッチン、バス、トイレ、物置などの部分もしっかり作られているように思います。
そんな、いいことばかり言われても、知人、友人の中でルームメイトを探すのは難しいことも多々あると思います。
そんな場合には、インターネットなどでのルームメイト募集、ルームシェア用の物件を扱っている不動産会社などを利用することもできるでしょう。
不動産会社が物件ごと扱っている場合、あなたが使う個室である占有スペースに鍵がかけられるようになっており、共有スペースであるキッチンやダイニング、トイレやバスルームに関しては管理会社がクリーニングに入ってくれるところもあるようです。
忙しい生活を送っている人が多いので、ある意味それが売りなのかもしれませんね。
見知らぬ人と住むなんて…と思うかもしれませんが、お互いに入居者が気持ちよく住めるようにルールが設けられていることも多く、契約前にどんなルールがあるか確認するとよいでしょう。
実際に住んでみた知人は、お互い知らない者同士なので、自分の要求を伝える際に気を使わなくていい、と話していました。
友人でない分、割り切ってしまうことができるようです。
それでも、他人と暮らす分、夜遅くまで大きな音を出すことや、最低限の清潔さなど、気を使わなければいけない部分もあることを覚えておきましょう。